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石と薔薇と小さなお洋服




フィンランド・サーリセルカ(2010.3.25~30)その9 :: 2010/04/08(Thu)


トナカイ、って何語かな、と今調べてみたら
アイヌ語だそうです。英語ではレインディアー。

オーロラ、って何語かな、と調べてみると
元はラテン語からきているんですね。
ドイツ語やロシア語に近いみたい。
英語ではノーザンライト、フィンランド語ではレヴォントゥリ。
レヴォントゥリとは、フィンランド語で「キツネ火」のこと。

昔、サーメ(ラップ人)の間では、華麗な色彩の変化を不吉な前兆と考えていたようです。
北米のイヌイットも同様にオーロラを歓迎しなかったとか。
まあ、あの姿は脅威でしょうね。わかる気がします。

ところで、朝のホテルビュッフェ。
私の苦手な、オートミールが意外に美味しくて
目からウロコでした。
牛乳じゃなくて
水で煮たタイプで、お粥みたいだったからかな。

そうそう、夜のビュッフェでは
驚きの品数の無さと値段の高さのなか、
真っ赤なスープが美味しかったです。
名前が書いてなかったからわからないけど
多分ボルシチ?
私、最近、本当のボルシチは真っ赤、と聞いたので
へ~これかな?と一人感慨にふけってました。
ウィキペディアによると
「中国、台湾、香港、日本などでは、ボルシチと同じ調味料を用いながら、
テーブルビートを用いずに、
代用としてトマトを用いた具だくさんでオレンジ色のスープを「ボルシチ」と称している例がみられる。」
だそうです。

さて、3日目夜。
オーロラハンティングツアーに備えて
ちょっと仮眠。
1日目は、着いた安堵感と疲れと時差ボケで
チョー眠くって、
オーロラはしっかり見ながらも
帰りのバスの中では寝ぼけて、
曇ってきた空からもれる月明かりをオーロラとおもって
わーキレイ、とか言っちゃったり・・・お騒がせ。
こんどはしっかりして行くぞ!

夜の天気は悪いと聞いていたのですが
催行人数があつまり、出発。

月は見えますが朧月。
夜空全体に薄雲がかかるコンディション。
人里はなれたより暗い所を目指してバスは走ります。
イナリ湖のほうまで行きました。
結論としてオーロラは見えませんでした。

が、夜のドライブは楽しかったですよ。
途中、広い雪原がありましたが
きっと湖や池ですね。月明かりで静かで綺麗でした。
終点で、とても幻想的な異国の風景を見ました。
行った所は、なにやら高ーーーーくて細い塔のふもと。
塔のてっぺんにチラチラと赤と黄色の光が見えます。
たぶん、
換気扇のファンの下に赤と黄色の電球があって
ファンが回るたびに明かりがチラチラ漏れて、見える、のかな?
美しい、幻想的な光景でした。
ジョバンニがみたアルビレオの観測所ってあんな感じなのかな。。。

蒼灰色の夜空に
黒い塔
もれる赤や黄の光
月明かり

絵本のような世界でした。

帰り道、
また遠くにその塔が見えました。
手前の白い雪原の向こうに黒い森があって
その黒い森から一直線にひときわ高くまっすぐに伸びる塔。
さらにその先には月が柔らかく光っていました。

私の頭の中は
宮沢賢治か銀河鉄道の夜か、
なぜかエヴァンゲリオン(森の中の巨大な人工物)。
オーロラは見えなかったけど日常には無い風景に
とても満足して帰ってきました。
もらえたポストカードも気に入ったし。
最後の夜、私は手帳に今日見た光景を絵に書いて過ごしました。

あとで、現地係員さんに聞いたところによると
携帯電話の電波塔だそうです。
ノキアが有名なフィンランドは携帯電話が発達していて
どんな山の中、森の中でも、圏外が無いそうですよ。




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